自分の唇が、周りにはどう映っているのか?このように感じたことがある女性は、決して少なくないと思います。唇や口の周りが荒れていると、どんなにメイクを施していても、貴女の魅力は半減してしまいます。
以下に挙げる3つ、もしかしたら貴女にも当てはまっているかもしれません。
- 口角が切れやすい
- 唇が乾きやすい
- 唇のシワが深く思える
一つでも当てはまった方は要注意です。
現在の貴方は唇が荒れやすい状態になっているので、唇のケアは今まで以上に気を遣うことが必要です。
冒頭でも述べているように、どれだけベースメイクやアイメイクなどを完璧にしても、荒れた唇のままでは、貴女の魅力は大幅にダウンということになってしまいます。
でも安心して下さい。唇や口の周りの荒れは、リップクリームや生活習慣の改善などで対策できます。
まずは、日々リップケアをすることから考えていきましょう。
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思わず触りたくなる唇ってどうすればなれる?
人間の皮膚の代謝は28日周期と言われています。
この周期のことを『ターンオーバー』というのですが、年齢などによって、その期間には開きがあります。新陳代謝というのは、高齢になればなるほど期間が長くなるので、場合によっては『皮膚の生まれ変わりに50日かかる』ということもあります。
しかし定期的に運動をしているような人であれば、たとえ高齢者であってもターンオーバーは短くなります。
さらに他の部位、例えば、顔の肌と足裏の角質を比べても、ターンオーバーは全く違ってきます。つまり、パーツによっても代謝周期が変わってくるということです。
その様々な部位の中でも、最も代謝周期が短いのが、実は『唇』なんです。
ちょっと思い返してみて下さい。
唇というのは、乾燥などの些細なことがきっかけで、すぐに皮がむけたりする覚えがあるはずです。他の部位、例えば顔や腕の皮であれば、ちょっと乾燥したくらいで皮がむけるようなことはありません。
一説によると、他の部位と比べて唇のターンオーバーは1/5ほどと言われています。
短いターンオーバーの理由の1つとして、唇には皮脂腺がないことが挙げられます。
通常、皮膚は皮脂のバリアによって紫外線などから守られているのですが、唇はバリアがないむき出しの状態で、ダメージを受けやすくなっているので、ターンオーバーが短いというわけです。
唇というのは、血管や神経が集中している、ダメージに弱いパーツです。だからこそ、リップクリームなどで保湿するのはもちろん、UVケアも必須なのです。
しかし、あまり知られていないのですが、外的な要因だけではなく、内的要因、つまり健康面での影響も受けやすいのが唇というパーツです。
ではここから、唇の荒れ5つの原因とリップケア5つのコツを解説していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んで、貴女のリップケアの参考にして下さい。
美しい唇への第一歩は『唇荒れの原因』を知ることから
前述したように、唇というのは皮脂が出ないために、刺激に弱く最も荒れやすいパーツです。
唇に艶と潤いを与えるためには、日々のケアは欠かせません。
洗顔や眉の手入れなど、唇以外のケアに対しては敏感になっているのに、不思議と唇のケアというものには鈍感になっている方が少なくありません。
唇は、しっかりと保湿をして、ターンオーバーを整えれば、見違えるような美しさをキープすることができます。
知っておくべき!唇が荒れる5つの原因
原因別に5つに大別して解説していきます。
知っておいて損はないので、ぜひ頭の片隅にでも置いて頂ければと思います。
原因①:体内の水分が不足している
人間の身体というのは約70%~80%が水分だと言われています。
この水分が不足すると、まず重要なところ(内臓など)に不足分を補っていきます。水分が不足して肌がカサカサになるのはそのせいです。
唇でも同じことが言えます。唇が乾いている時というのは、身体が水分を欲しているサインだと思って下さい。
原因②:口紅などでかぶれる
唇は、皮脂のバリアや角質層がないため、乾燥しやすいパーツです。エアコンなどで湿度が下がると、とたんに乾燥してしまい、カサつき・ひび割れなどが起きます。
非常に刺激に敏感なため、使用している口紅などが合っていない場合、含まれている成分に反応して、かぶれてしまうことも少なくありません。
原因③:貧血の状態
日本人女性の約1割、約10人に1人の女性が貧血だと言われています。
口角が切れやすい、唇がすぐ乾く、唇のシワが深いといった人の中には、貧血が原因となっていることも考えられます。塗り薬などで、治る⇒再発を繰り返すようなら、ひとまず医師の診察を受けてみましょう。
原因④:胃腸が弱っている
唇の端にできる吹き出物などは、胃が疲れているときによく見られます。
簡単に胃腸の疲れや荒れを確認する方法があるのでチェックしてみましょう。まず手のひらで縦に顔を覆ってみて下さい。
画像は両手ですが、赤丸で囲った部分が重要なので片手で覆う方が良いでしょう。覆われた範囲(特に口元・鼻周り)に吹き出物などが出来ているときは胃腸が弱っている、あるいは荒れているサインだと言われています。
もし、口元や鼻周りに荒れや吹き出物が出来てしまった場合には、刺激物を避け消化の良いものを食べて、胃腸に休息を与えるようにしましょう。
原因⑤:ビタミンが不足している
ビタミンが不足すると、往々にして身体のあちこちに不調が出てきます。
唇のカサつきや口角が切れたりするのも、ビタミンが不足したときに出る症状の一つです。
特に細胞の成長を促し粘膜を保護する働きがある、ビタミンB2が不足した場合には、唇のトラブルの他、口内炎や目の充血などといった症状が出ます。
ビタミンB2を多く含む食材を、日々の食生活に摂り入れることは、唇荒れの予防・改善に繋がるので、積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB2を含有する食材
ビタミンB2を積極的に摂るといっても、どんな食材を食べればいいのか、簡単には思い浮かばない方も多いと思います。
なので、以下にビタミンB2を多く含む代表的な食材を挙げておくので、ぜひ参考にして下さい。
①ビタミンB2が多い食材(水分40%以上) BEST32
まずは、ビタミンB2が豊富な食材を、含有量が多い順番に32品紹介します。
ビタミンB2を多く含んだ食材(水分40%以上) *100gあたりの含有量 | |||||
食 材 | 含有量 | 食 材 | 含有量 | 食 材 | 含有量 |
豚レバー | 3.06mg | 牛レバー | 3.00mg | 鶏レバー | 1.80mg |
レバーペースト | 1.45mg | キャビア | 1.31mg | 鶏はつ(心臓) | 1.10mg |
豚はつ(心臓) | 0.95mg | 牛はつ(心臓) | 0.90mg | いかなご | 0.81mg |
うなぎ(きも) | 0.75mg | うなぎ(蒲焼) | 0.74mg | うずら卵(生) | 0.72mg |
かも | 0.69mg | 粒うに | 0.65mg | すじこ | 0.61mg |
魚肉ソーセージ | 0.60mg | さば(開き干し) | 0.59mg | ずわいがに | 0.57mg |
納豆 | 0.56mg | いくら | 0.55mg | 焼たらこ | 0.53mg |
卵(卵黄) | 0.52mg | まいたけ | 0.49mg | カマンベールチーズ | 0.48mg |
うに | 0.44mg | 生卵 | 0.43mg | 豚たん | 0.43mg |
生たらこ | 0.43mg | モロヘイヤ | 0.42mg | いわし(丸干) | 0.41mg |
ポーチドエッグ | 0.40mg | さば(水煮缶) | 0.40mg |
②ビタミンB2が多い食材(水分40%未満) BEST8
続いて、同じビタミンB2を多く含む食材で、代表的なものを含有量順に8品紹介します。
ビタミンB2を多く含んだ食材(水分40%未満) *100gあたりの含有量 | |||||
食 材 | 含有量 | 食 材 | 含有量 | 食 材 | 含有量 |
ドライイースト | 3.72mg | 焼き海苔 | 2.33mg | 味付け海苔 | 2.31mg |
インスタントラーメン | 1.67mg | 青のり(乾) | 1.61mg | 脱脂粉乳(粉) | 1.60mg |
煎茶(茶葉) | 1.43mg | 唐辛子 | 1.40mg |
上記で紹介したビタミンB2を多く含む40品の食材は、他のビタミンB郡と合わせて摂取することで、さらに効果が高まります。
ただ、食材だけで必要量を摂取するというのは、少し難しい部分もあります。なので、不足分を補助するという意味でも、サプリメントを併用することは、お勧めだと言えます。
唇ケア5つのコツで美しい『うる艶リップ』へ
前章では『唇が荒れる原因』を5つに分けて見てきました。
いよいよこの章で、うるつやリップを手に入れるための『唇ケア方法5つのコツ』を解説していきます。
①リップクリーム等を利用して唇にバリアを張る
「リップクリームなんてコツでもなんでもないじゃない!」とツッコミを入れる方もおられるでしょうが、実は塗り方にちょっとしたコツがあるんです。
そのコツとは、唇の縦じわに沿って縦方向にしっかり塗りこむというやり方です。
こうやってリップクリームを塗りこんでいくと、クリームの浸透力がまるで違うことを実感できるので、ぜひ試して頂きたいと思います。
②自分に合った口紅・リップケア用品を使用
前述の『唇荒が荒れる5つの原因』でも述べましたが、口紅の成分が合っていないために荒れてしまうこともあります。
『今使っている口紅って私に合っていないかも』と思った方は、違うメーカーの製品を試すことをお勧めします。
また、特定の色素が原因でかぶれてしまうこともあるので、そんな場合には口紅の色を変えると改善されることもあります。
リップクリームでも同じことが言えて、成分が合わなければ唇荒れの原因になってしまいます。どうしてもリップクリームが合わない人であれば、刺激が少ない白色ワセリンを使って保湿に利用しましょう。
③唇を舐めると余計に乾燥させてしまう
唇を舐めると、一瞬ですが、なんだか唇が潤った感覚になってしまいます。
ですが、それは一瞬の錯覚にすぎないことで、実のところは、舐めることで逆に水分が奪われて、カサカサに乾燥させる原因を作っているだけなんです。
唇を舐めてしまうクセのある方は、くれぐれも注意して下さい。
④バランスの良い食生活で胃腸の負担を軽減
胃腸に負担をかけると、体調自体が悪くなり、唇の荒れを悪化させる結果になります。
日々の食事はバランスを考えて、偏食をしないことが重要です。特に、刺激物や脂分の多いものは多く摂りすぎないようにしましょう。
そして、睡眠も大切な要素です。
睡眠不足によって、胃腸の働きが鈍ってしまうこともあります。特に、夜更かしをするクセのある方は、十分に睡眠を取るよう心がけて下さい。
⑤スペシャルリップケアで『うるつや唇』へ
どうしても唇が荒れたり、カサつくことが多い方は、ラップパックを試してみましょう。
やり方は非常に簡単です。
- お風呂上がり、もしくは蒸しタオルなどで唇が温まった状態にする
- リップクリームを唇にたっぷりと塗布する
- 唇をラップでカバーする
- 約3分、できれば5分~10分後にラップをはがす
- 口元の油分を、柔らかいティッシュなどで軽く押さえて拭き取る
これだけで完了です。
家にあるもので、誰にでも簡単にできるスペシャルリップケアです。
ただ、何度も言うように唇は非常に刺激に弱いデリケートなパーツです。
いくらスペシャルケアと言っても、頻繁にやってしまうと唇に負担をかけてしまいます。頻度としては2週間に1回ほどを基本に、多くても週1回くらいのペースにしましょう。
いかがでしたか?
上記の『リップケア5つのコツ』を踏まえた上で、常にリップのケアに励むことで、見違える程ナチュラルな魅惑の唇へと変わっていきます。
さらに、胃腸のコンディションを整えることによって、唇だけではなく美肌効果やダイエットにも期待が持てるんです。
まさに一石二鳥とも三鳥とも言えますね。
まとめ(リップケア・唇荒れ対策)
唇の荒れ対策が出来たなら、後はさらに『うる艶の唇』を極めましょう。
しっかりと唇荒れ対策・リップケアをして、荒れが改善してきたら、さらに魅力的な唇になる方法もあります。
例えば、プランパーを塗って唇のボリュームをアップさせれば、貴女の周りの人が『思わず触りたくなる唇』になることも出来るのです。
プランパーとは、唇の水分量を保持して、加齢とともに生じる縦ジワをケアするコスメです。このプランパーというのは、グロス効果があるので、塗ることによってグラマラスな唇へと変身できる優れものです。
唇というパーツのケアにこだわって、うる艶のジューシーリップを貴女のものに下さい。
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