生まれてこの方、風邪なんてひいたことがない――おそらくこのような人はいないと思います。程度の差はあれど、風邪をひいて医者のお世話になったり、熱が出て寝込んだ経験は誰しもあるでしょう。
基本的に、風邪というのは安静に寝ていれば完治する病です。
しかし『明日は大事なクライアントに会う』『大事な初デートを明日に控えている』といった感じで、寝込むことが出来ない事情は多々あるはずです。
そこでこの記事では、休むことが出来ないあなたに贈る《一晩で風邪を治す方法》について話しています。
これだけ進歩している現代医学でさえ、風邪の特効薬というのは開発されていません。だからこそ、風邪のひき始めの症状を察知して、正しく対処することが重要となります。
言い換えれば『正しい対処をすることで、風邪を悪化させることなく、翌朝の大事な用事に万全の状態で挑むことが出来る』ということです。
ぜひ、最後まで読んで、厄介な風邪を長引かせないようにして、充実した日々を送って頂きたいと思います。
風邪のひき始めの症状とは
風邪を即効で治すためには、ひき始めに対処しなければなりません。
ひき始めを見逃してしまうと、本格的な風邪の症状へと発展してしまい、最悪の場合には様々な合併症を引き起こして死に至るケースも少なからずあります。
そこでまずは、風邪のひき始めを見極める症状について話していこうと思います。
違和感を感じた時点で風邪は発症している
風邪の様々な症状は、ウィルスを撃退するために体が起こしている防衛反応です。
つまり、いつもと違い「なんかおかしいな」と感じた時点で、ウィルスを殺すための戦いが体の中で起きているわけです。これがいわゆる《風邪のひき始め》なのですが、具体的には以下のような症状が現れます。
- なんだか体がダルい
- 寒気がする
- 喉が乾燥するような違和感
- 何もしていないのに疲れを感じる
- 肩や首にいつも以上のコリを感じる
- 体が重く感じていつものように動かせない
こういった症状が出ている場合、風邪のひき始めと考えられます。いわゆる風邪の初期症状として出てくるものです。
本格的な症状が出ると治療法はない
初期症状の段階で対処せず放置した場合、本格的な風邪の症状へと発展します。
症状が進むということは、ウィルスが体内で増殖している状態であり、こうなると翌朝に治すどころか長引くことになってしまいます。以下のような症状が出ていると、すでに本格的な風邪へと発展していることになります。
- 何もしなくても喉が痛い
- くしゃみや咳が出る
- 頭痛がする
- 鼻水が出る・鼻が詰まる
- 熱が出る
『高橋医院』より画像を引用
これら風邪の症状は、風邪ウィルスが引き起こしているわけではなく、体がウィルスを攻撃するために起きる防衛反応です。つまり、ウィルスが死滅するまではこの症状が続くことになり、これを治す術は現在のところ安静にしている以外にありません。
風邪を早く治すためには、ひき始めの初期症状や違和感に気づいて、正しい対処をすることが必須となるんです。
風邪を治す4つの王道的治療法
前述しているように、風邪をひいてしまうと、安静に寝ている以外に根本的な治療法はありません。
しかし、風邪のひき始めをしっかりと察知して、4つの治療法で対処すれば、夜寝ている間に完治させることが可能となるんです。その4つの方法が、以下に挙げている王道の風邪治療法ということです。
風邪を即効で治す4つの方法
- 体を冷やさない
- しっかり水分を摂る
- 葛根湯を飲む
- しっかり睡眠を取る
この4つを、風邪のひき始めに行うことで、ウィルスを増殖させることなく、翌朝には万全の体調に戻すことが出来るんです。
誰もが知っている当たり前の方法なのですが、分かっていても実践出来ていなかったり、間違ったやり方をしている方が少なくありません。そのため、治すどころか悪化させてしまい、結局寝込んでしまう結果になる人が多いのです。
風邪を早く治したいのであれば、必ずひき始めに上記の4つを実践する必要があります。
と言うか、これ以外に治す方法がないんです。
風邪のひき始めというのは、とにかくスピードがカギです。いかに初期の段階で正しく対処するのかが、翌朝の結果に繋がります。
風邪を即効で治す方法①:体を冷やさない
風邪のひき始めに、体を温めて体温を高く保つことは非常に効果的なんです。
ウィルスは熱に弱いため、体温を上げることはウィルスの増殖を防ぐことに繋がります。風邪をひいて熱が出るのは、体が侵入してきたウィルスを殺傷するために引き起こしている防衛機能の一つです。
つまり、体温が高いと免疫力が上がるため、ウィルスは増殖しにくくなり、早く排除することができます。
具体的に体温を上げるためには、以下のような対処が効果的です。
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- ホットミルクなど温かいものを飲む
- 薄着をしない
- いつもより1~2枚、多めに布団をかける
- 余分な布団がない場合は湯たんぽなどを使う
- 室温を高めにして加湿器などを使う
加湿器がない場合、霧吹きなどを使用して、とにかく部屋を乾燥させないようにすることが大切です。水ではなく、緑茶を霧吹きに入れて噴霧すると、緑茶の殺菌力によって、室内の空気が綺麗になるので効果的です。
体を温めることが効果的な理由
ウィルスというのは、35℃~36℃の状態を好んで増殖します。
一般的な日本人の平熱が36.5℃前後だと言われているので、ウィルスが好まない温度なのですが、体が冷えて36℃前後になると、ウィルスは急激に増殖し始めます。体が冷えると風邪をひくというのは、こういった根拠があるんです。
なので、風邪の初期症状の段階で、体を温めて体温を37℃弱くらいにまで上げると、ウィルスは増殖しにくくなります。結果として、風邪を悪化させることなく早く治すことが可能となるんです。
さらに体温が高いと、白血球の一種であるリンパ球が活性化するため、免疫力がアップして、感染症の予防にも繋がります。
風邪を即効で治す方法②:しっかり水分を摂る
水分を摂るのは、体温を上げることと同じくらいに、風邪を治すための基本となります。
ウィルスというのは湿気を嫌います。乾燥する冬場に風邪が流行りやすいのはそのためです。つまり、しっかりと水分補給をして体を潤しておくと、喉や鼻の粘膜にウィルスが増殖するのを防いでくれるんです。
乾燥すると繊毛(せんもう)の動きが鈍る
喉や鼻の粘膜には、繊毛という細かい毛のようなものがビッシリとついています。
この繊毛が動くことによって、体内に侵入しようとするウィルスや雑菌を体外へ排出してくれるのですが、体内の水分が不足して脱水気味になると、鼻や喉の粘膜が乾燥してしまい、ウィルスが粘膜で増殖しやすくなります。
そのため、粘膜が炎症を起こしてしまい、熱が出たり喉が痛くなったりするわけです。
水だけではなく塩分の補給も重要
風邪を治すためには水分の補給は必須です。しかし、ただ水を飲めば良いというわけでもありません。
前述しているように、風邪を治すには体温を上げる必要があります。体温が上がると必然的に発汗量が増えます。汗は水分だけではなくミネラル分も含んでいるため、ただ水を飲むだけでは、排出された塩分などを補給できません。
そのため、味噌汁や経口補水液を飲むことが非常に有効的です。
発汗量が多い場合にはスポーツドリンクも効果的なのですが、糖分が多いため、発汗量がそれほどでもないうちは控えるようにしましょう。お勧めは味噌汁です。
熱い味噌汁であれば、体を温めることができて、塩分もしっかり補給できるので、風邪を治すには非常に有効です。
風邪を即効で治す方法③:葛根湯を飲む
風邪を即効で治す方法①で述べているように、風邪のひき始めには体温を上げることが重要です。
葛根湯がもたらす作用の図解
そこでお勧めなのが葛根湯なんです。
漢方薬である葛根湯は、体を温めて発汗を促す効果があります。風邪のひき始めの症状に気づいたら、とにかく1秒でも早く飲むことで、風邪のウィルスを撃退する効果が高まります。
食前や食間に拘らずに早く飲む
葛根湯は、食前や食間に飲むよう説明書きにもあるのですが、あまり拘る必要はありません。
前述しているように、症状に気づいた時点で出来る限り早く飲むことが重要なので、わざわざ食前や食間まで待つ必要はありません。食後であろうと寝る前であろうと、とにかく症状を感じた時点で飲むようにして下さい。
待っている間に、ウィルスの増殖を許すことになってしまいます。
すりおろした生姜とハチミツを、お湯に溶かして飲むことで、体を温めることも出来ます。もし葛根湯が無い場合には、この方法も効果的なのでお勧めです。
風邪を即効で治す方法④:しっかり睡眠を取る
風邪のひき始めの症状に気づいたら、とにかく寝ることが一番です。
眠るという行為は、体の免疫力をアップさせる効果があるので、体内でウィルスが増殖する前に、体外へ排出してくれる働きが高まります。つまり、本格的な風邪の症状となる前に治すことが出来るわけです。
なので、風邪のひき始めの症状に気づいたら、早急に葛根湯を飲み、入浴して体を温め、水分を多く摂って、ぐっすり眠りましょう。
しっかり寝ると副交感神経が優位になる
ぐっすりと眠ることで、副交感神経が優位に働きます。
副交感神経が優位に働きだすと、白血球の一種でもあるリンパ球が増えて活発に働くので、免疫力が高まることとなります。このリンパ球が活発に働くと、侵入してきたウィルスを撃退してくれるんです。
つまり、寝ている間にリンパ球が風邪のウィルスを攻撃してくれるので、翌朝までに風邪を治すことが可能となるわけです。
プラスαで行う5つの風邪治療法
風邪のひき始めには、前述している4つの方法を行えば、ほぼ悪化することなく治すことが出来ます。
しかし、もっと確実に早く治すためには、プラスαとして以下の5つの方法を行うことで、より高確率で翌日を万全の状態で迎えることが可能となります。
- 消化に良い食事を摂る
- 部屋の温度と湿度を上げる
- うがい・鼻うがいをする
- ビタミンCを多く摂取する
- ニンニクを食べる
風邪を治す4つの方法を行い、もしまだ余裕があるのであれば、上記の5つも行うようにして下さい。いずれも風邪を即効で治す4つの方法の延長線上にある行為ですが、面倒臭がらずに行うことで、より効果が増します。
プラスαで行う風邪治療法①:消化に良い食事を摂る
風邪のひき始めに食欲が無い場合には、無理をして食べる必要はありません。
しかし、食欲がある場合には、体を温めて消化に良い食事を摂ることが、風邪を治すには非常に効果的です。
たとえば、たっぷりの野菜を使った鍋料理などがお勧めです。
鍋料理自体が体には非常に良いものなのですが、風邪の場合には、味噌をベースにしたスープに、たっぷりの野菜を入れて煮込むことで、食材の持つ栄養素をしっかりと摂ることが出来ます。
さらに、締めに雑炊を食べることで、全ての栄養素を摂り込むことが出来るため、風邪には非常に効果的です。
肉類やカロリーの高い食材は少なめに
風邪を治すために作る場合には、普段の鍋料理よりも肉類を少なめにすることがコツです。
肉類のようなカロリーの高い食材というのは、消化に時間がかかります。
風邪を早く治すことを目的として食べるのであれば、肉類などを多く摂るのは逆効果となります。できれば、ブロッコリーやニンジンといった緑黄色野菜を多めに入れるのがお勧めです。
緑黄色野菜には、体内でビタミンAに変わるβカロチンが多く含まれているので、鼻や喉などの粘膜を正常に保つ効果があります。
肉類が少ないと物足りなさを感じるかもしれませんが、風邪を早く治すためと割り切って、たっぷりの野菜をしっかりと食べるようにしましょう。
ひとり暮らしの方にお勧めのメニュー
ひとり暮らしの方で、作ってくれる人もいないという人にとって、風邪のひき始めに、野菜を切ったり煮込んだりといった作業は非常に辛いものがあります。
そこで、スーパーやコンビニなどで購入できる、風邪のひき始めにお勧めの食べ物を紹介します。
- 冷凍の煮込みうどん
- インスタントの味噌汁(あさりの味噌汁は特にお勧め)
- インスタントのポタージュスープ
- レトルトの雑炊やおかゆ
- 1人用の鍋料理
これらの食べ物であれば、調理をする手間を省いて、しっかりと体を温めることが出来ます。
消化の悪い食べ物は、腸に負担をかけてしまうため、免疫力が極端に下がってしまうんです。逆に言えば、消化の良い食べ物は、胃腸にかかる負担が少ないため、免疫力が下がってしまう心配がありません。
なので、風邪のひき始めには、消化の良い食べ物を摂るように心がけて下さい。
プラスαで行う風邪治療法②:部屋の温度と湿度を上げる
風邪を早く治すためには、体は当然のこと、部屋の温度を上げることが大切です。
さらにウィルスを撃退するためには、温度を上げることと同時に、部屋の湿度を上げることも重要です。ウィルスは高温多湿の環境では増殖しにくいため、加湿器などを使って部屋の湿度を50%以上に保つようにしましょう。
温度・湿度によるウィルスの生存率
部屋の湿度を上げることによって、ウィルスの生存率を下げるだけではなく、鼻や喉の粘膜を潤す効果もあるので、体内でのウィルス増殖も防ぐことが出来るんです。
加湿器を持っていない場合
加湿器を持っていない人は、前述しているように、霧吹きなどを使うことが効果的です。
しかし、それも面倒な場合には、洗面器や鍋に熱湯を入れて部屋に置いても効果があります。熱湯による湯気で、部屋が潤されるため、部屋の温度も上がり一石二鳥の効果があります。
緑茶や経口補水液などを枕元に常備しておき、常に水分補給をしながら、湿度を上げてぐっすり眠るようにして下さい。
プラスαで行う風邪治療法③:鼻うがい・うがいをする
普段、外から帰ったらうがいをするという習慣が皆さんにはあるかと思いますが、これは基本的に意味がありません。
うがいというのは、侵入してきたウィルスや雑菌を洗い流すのですが、同時に粘膜を守っている常在菌も洗い流してしまいます。そのため、かえってウィルスなどに感染する危険が増してしまうんです。
ただ、風邪をひいている状態の場合、粘膜が乾燥によって荒れているため、潤す意味で効果があります。
正しく行えば鼻うがいは痛くない
同じ意味で、鼻うがいも風邪をひいているときには効果的です。
ただ、鼻うがいは、鼻から水を吸い込んで口から出すため、痛いイメージが先行します。そのため、なかなか出来ない人が多いことも事実なのですが、これは、真水ではなく塩水を使って行えば、痛みは全くありません。
体内の水分というのは塩分を含んでいます。そのため、真水で鼻に水を通すと、塩分濃度の違いから浸透圧の差が出て、鼻がツーンとするんです。
鼻うがいをする場合は、体液と同じ塩分濃度である生理食塩水を使いましょう。
生理食塩水は、薬局やドラッグストアで購入できるので、風邪をひいた時などのために、自宅にストックしておくと良いでしょう。
イソジンなどのうがい薬は逆効果
前述しているように、うがいは喉の粘膜を潤すことができるため、風邪のときには効果的です。
ただ、殺菌をするというイメージから、イソジンなどのうがい薬を使う人も多いようですが、これはかえってマイナスの効果しか生みません。
うがい薬は消毒効果があるため、ウィルスなどの外敵を殺傷することが出来るのですが、同時に体を守ってくれている常在菌までも殺してしまいます。これでは、体を守るバリアを自分で排除していることと同じです。
うがいをする場合は、生理食塩水が効果的ですが、その他にも紅茶や緑茶、あるいは、ぬるめのお湯に梅干しを潰して混ぜて行うと、非常に効果があります。
プラスαで行う風邪治療法④:ビタミンCを多く摂取する
ビタミンCを摂取すると、白血球が活性化するので侵入したウィルスへの攻撃力が増します。
これは、白血球自体がビタミンCをエネルギー源として活動するためです。つまり、体内のビタミンCが不足してしまうと、白血球の働きが低下することになり、風邪は一気に悪化することになるんです。
サプリメントよりも食材から摂取
普段からビタミンのサプリメントを飲んでいる人も、風邪のときにはフルーツなどから摂取するようにしましょう。
何故かと言うと、サプリメントでのビタミン吸収率は、食材から摂取するよりも低いからです。
風邪のひき始めには、大量のビタミンCが必要となるので、緑黄色野菜やフルーツなどを多く食べるようにして、白血球がウィルスへ攻撃するためのエネルギーを与え続けるように心がけて下さい。
プラスαで行う風邪治療法⑤:ニンニクを食べる
風邪のひき始めには、ニンニクを食べることも非常に効果的です。
ニンニクにはアミノ酸の一種であるアリシンが含まれています。アリシンには抗ウィルス作用があり、体内で風邪のウィルスが増殖することを防いでくれます。
さらにアリシンという成分は、加熱するとスコルジニンという成分を作ります。これは、血行を促進して体を温めてくれる作用があるため、風邪のひき始めに摂取することで、ウィルスの増殖を防ぐ効果があります。
ニンニクは必ず加熱してから食べる
ニンニクに含まれているアリシンは、生のニンニクの方が多く含有されています。
『含有量が多いなら生で食べたほうが良いかも』と思ってしまいますが、生のままでは、あまりに殺菌力が強すぎて、私達を守ってくれている腸内細菌までも殺してしまうんです。生のニンニクを食べると、腹痛や下痢を起こしてしまうのはこのためです。
ニンニクを食べることは非常に効果的なのですが、必ず加熱してから食べるようにしましょう。
ニンニクのホイル焼きや餃子がお勧め
餃子はニンニクと一緒にニラなどの野菜も摂取できるので、風邪のひき始めにはお勧めです。
もう一つお勧めのレシピが、ニンニクのホイル焼きです。
用意する材料は、ニンニク・アルミホイル・オリーブオイル・塩だけです。以下に作り方の手順を解説しているので、参考にして頂きたいと思います。
ニンニクのホイル焼きレシピ
- アルミホイルをお椀型に成型する
- ニンニク一玉を入れる
- オリーブオイルをひたひたになる程度に入れる
- 塩を一摘み振りかける
- オーブントースターで10分ほど焼く
焼肉屋などでよく見るメニューと同じです。
風邪のひき始めで食欲があまりない場合でも、ホクホクとして食べやすいため、免疫力を高めることが出来ます。
まとめ(超簡単4つの風邪治療法)
風邪のひき始めの対処法というのは、基本的に昔から伝わっている方法が役立ちます。
『体を温める・水分を摂る・ぐっすり眠る』という基本を行うことが、免疫力を高めて、侵入したウィルスの増殖を抑えることに繋がります。その結果、翌朝には万全の状態に戻せる可能性が高くなるわけです。
ただし、風邪のひき始めに風邪薬を飲むことは避けて下さい。
風邪薬というのは、咳や鼻づまり、頭痛や発熱といった風邪の諸症状を緩和するための効能しかありません。つまり、風邪を治すために必須であるウィルスの増殖を抑えるという効果は全くないんです。
せっかく体を温めても、風邪薬を飲むことで、体温が上がることを抑制してしまうため、かえって風邪の治りが遅くなることもあり得ます。
風邪のひき始めに風邪薬を飲むことはお勧め出来ません。ですが「何か薬を飲まないと不安だ」という方は、体を温めて免疫力を上げる効果がある葛根湯を飲むようにして下さい。
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