人間が発症するあらゆる病気の予防というものは、何を置いても第一に《食事》が基本となります。さらに『正しい食材の組み合わせとその効能を知る』こと。これがキーポイントだと言えます。
食材の効能と聞くと、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルといった、いわゆる《五大栄養素》を思い起こす人も決して少なくないと思います。
ですが食材には、これら五大栄養素の他にも機能性成分というものが含まれていて、五大栄養素と合わせて摂取することで、様々な病気の予防や健康の維持を助けることになるんです。
肉や魚、野菜やフルーツなど、食材というものには、各種様々な割合で五大栄養素や機能性成分が含まれています。これら各食材は、単体で食べるても身体に必要な栄養を摂ることは可能ですが、組み合わせて摂取することで相乗効果が生まれ、内蔵や皮膚、脳や骨に至るまで、身体の機能を活性化させる効果が期待できるのです。
五大栄養素と機能性成分を効果的に摂取するためには、食材の組み合わせ方というものが大切になってきます。
そこでこの記事では、免疫力アップ・がん予防・血管強化・認知症予防・ロコモ予防の5つに絞って、簡単に美味しく作れるレシピの紹介、そして、ただの長生きではなく健康で長生きするための栄養補助食品なども紹介していくので、ぜひ参考にして頂きたいと思います。
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食材の持つ効果を高める一例
食材には、それぞれがいろいろな割合で栄養素や機能性成分を含んでおり、複数の食材を組み合わせることで、その効果が倍増します。
例えばトマトを例に挙げてみましょう。
トマトには、ビタミンA、C、E、B郡などの栄養素が豊富に含まれていることで知られていますが、これらの栄養素の他に、抗ガン作用や認知症予防、さらに抗酸化作用の効果があるリコピンや、疲労回復効果があるクエン酸、そして抗酸化や抗ガン作用があるフラボノイドといった機能性成分も、非常にたくさん含まれているんです。
このトマトが持つ力をさらにアップさせるために組み合わせたい食材としては、クエン酸が豊富に含まれているレモンがお勧めです。トマトのクエン酸と反応することで、疲労回復の効果が倍増する上に、リコピンと組み合わさることで老化防止の効果も飛躍的にアップします。
さらに、カマンベールチーズを一緒に摂取することもお勧めです。
カマンベールチーズには、脳内の老廃物を取り去ってくれるデヒドエルゴステロールが含まれているので、認知症を予防する効果が非常に大きくなります。
組み合わせに迷った時は貝類を使う
医療の進歩によって、人間の寿命は飛躍的に伸びました。ですが、ただ寿命が延びただけでは全く意味がありません。大切なのは《健康な状態で長生きする》ということが必要です。では、健康な身体のままで長生きするための食材の組み合わせとなると、どういった組み合わせがあるのか。この辺りを少し話していきたいと思います。
実は、食材の中には『この1品を加えておけば間違いない』という究極のアンチエイジング食材があるのですが、それは何かというと貝類なんです。
貝類の中でも、最も効果が高いのはあわびです。その他にも、あさり・しじみ・ホタテ・牡蠣など、貝類全般には、衰えた体力を回復させる効果など、生命力を補う栄養素や機能性成分が、他の食材よりも豊富に含まれているのです。まさに貝類は長寿の食材であり、漢方薬の世界でも《良薬》として重宝されてきた実績があります。
貝類と味噌の組み合わせが効果的
とは言っても、貝類というのは高価な食材のため、いくら身体に良いといっても毎日食べるのは難しいと思います。ですが、あさりやしじみなどは比較的安価で手に入るので、できるだけ毎日摂取することをお勧めします。
この貝類の効果をさらにアップさせるには、味噌との組み合わせが非常に効果的なんです。
例えば、あさりに含まれるビタミンB12には、認知症を予防する効果があります。そして味噌には、抗酸化作用のある大豆イソフラボンが豊富に含まれているので、あさりと味噌を合わせて摂取すると、老化防止に大きな効果を発揮してくれます。
ということは、あさりの味噌汁をできる限り毎日飲むようにすれば、美容にも健康にも効果的だと言えます。
若さと健康を維持する食べ合わせレシピ
食材は食べ合わせることによって、その効能が2倍にも3倍にも大きくなります。つまり、元気になれる食材の組み合わせ方を知ることで、病気に負けない健康な身体、いつまでも若々しい肉体、さらにはツヤのある肌など美容にも大きな影響を与えます。
なのでここからは、具体的な食べ合わせの例を『免疫力アップ』『がん予防』『血管強化』『認知症予防』『ロコモ予防』といった5つの観点から紹介したいと思います。
免疫力アップ
まずは、免疫力をアップさせて、細菌やウィルスに負けない抵抗力をつけるための食べ合わせレシピを2例ほど紹介します。
①山いも×鶏肉
鶏肉には、胃腸を温める効果があるビタミンAやカルニチンが豊富に含まれています。胃腸が温まることによって、消化・吸収力が高まります。これに、体力の元となるネバネバ成分のムチンが豊富に含まれている山いもを一緒に摂取することで、免疫力を大幅にアップさせることができます。
蒸し鶏とろろのせ
- 鶏むね肉1枚(約200g)を半分に切って、適量の塩・こしょうで下味を付ける
- 鍋に、下味をつけた鶏むね肉、そして酒・水を各500cc入れて、蓋をして中火にかけます。煮立ったら上下を返し、蓋をして弱火で鶏肉に火が通るまで加熱する
- 鶏肉が熱いうちに、食べやすい大きさに裂いて蒸し汁に浸けておく
- 山いもは、皮を剥いてすりおろして、しょうゆ小さじ2/3を加えてよく混ぜる
- 器に浸けておいた鶏肉を盛り付けて山いもをかけ、刻み海苔を適量にトッピング
これで、美味しく免疫力をアップできる《蒸し鶏とろろのせ》の完成です。このレシピは2人分となっているので、都度、材料は人数分で調整して下さい。
②じゃがいも×玉ねぎ
じゃがいもには、抗ウィルス作用を持つプロテアーゼ阻害物質が高濃度に含まれています。この物質は、アレルギーの改善やがん予防などに効果が期待されています。これに、免疫力を活性化させるアリル硫化化合物が含まれている玉ねぎを一緒に摂取することで、相乗効果によって免疫力が飛躍的にアップします。
ポテトのオーブン焼き
- 新じゃが2個(約260g)を皮ごと茹でて粗めにつぶします
- ゆで卵1個、玉ねぎ1/2個をみじん切りにして、マヨネーズ大さじ3で和えます
- 耐熱皿にバター少量を薄く塗って、新じゃが・ゆで卵・玉ねぎ、そしてピザ用チーズ30gの順で乗せ、オーブントースターで焼き色がつくまで(約10分)焼きます
- 焼き上がったら、千切りにした大葉2枚分を散らします
これで《ポテトのオーブン焼き》が完成です。これも、2人分のレシピとなっているので、材料は人数分に合わせて調整して下さい。
ガン予防
次に、ガン予防の効果に期待が持てる食べ合わせレシピを3例ほど紹介したいと思います。
①豚肉×緑黄色野菜
豚肉には体内の炎症を鎮めて、DNAの損傷を修復してくれるカルノシンが豊富に含まれています。これに、ポリフェノールなどの抗ガン・抗酸化作用がある緑黄色野菜で食べ合わせれば、相乗効果によってガンを予防してくれます。
イタリアン酢豚
- 玉ねぎ・パプリカ・にんじんを各30gずつ用意して、これを一口サイズに切ります。小房に分けたブロッコリー6個とにんじんを塩ゆでしておく
- 豚肉(とんかつ用)200gを2cm角に切って、適量の塩・こしょうで下味をつけ、片栗粉を適量まぶします。これをオリーブ油大さじ2で揚げ焼きにして、一度取り出しておく
- 2で使ったフライパンに、にんにくのみじん切りを一片入れて、弱火で香りが立つまで炒める
- 玉ねぎ、にんじん、パプリカの順で炒めて、ブロッコリー・揚げ焼きにした豚肉・水3/4カップ・砂糖小さじ2・バルサミコ酢とケチャップを大さじ2杯入れて強火にし、煮立ったら弱火にして2~3分煮込む
- 仕上げに、水溶き片栗粉(片栗粉:水=1:2)を入れて、とろみをつける
以上で《イタリアン酢豚》の完成です。このレシピも2人分なので、作る際には材料を人数分に合わせて調整して下さい。
②にんにく×玄米
にんにくに含まれているアリル硫酸化合物には、細菌やウィルスを死滅させる効果があり、さらに抗ガン作用もあります。ただし、アリル硫酸化合物は揮発性が高く化学変化を起こしやすいので、加熱して玄米の油分や、オリーブ油などに吸わせた方が、体に吸収されやすくなります。
にんにく雑炊
- 玄米60gを、適量の水で一晩浸けておきます(メーカーによって浸ける時間は違ってくるのでパッケージに準じて浸けて下さい)
- 鍋に、水に浸けておいた玄米、水1/2カップ、薄皮を剥いたにんにく6片、オリーブ油小さじ2を入れて強火にかけます。ひと煮立ちしたら弱火にして20分ほど煮ます
- 器に2で作った玄米を盛り付けて、酢を小さじ1杯かけます
以上で《にんにく雑炊》の完成です。こちらのレシピも2人分となっているので、調理の際には材料を人数分に調整して合わせて下さい。
③鮭×ヨーグルト
腸内環境を整えてくれる乳酸菌に協力して働いてくれるのが、鮭に含まれている赤い色素であるアスタキサンチンという成分です。アスタキサンチンは体内に吸収されるとビタミンAへと変わって、乳酸菌と融合し、病気への抵抗力を高めてくれます。
鮭ソテーのヨーグルト漬け
- 塩鮭2切れに、少量の塩とこしょう振って、片栗粉を適量まぶします
- 適量のサラダ油をフライパンで熱して、鮭の両面を焼きます
- 焼いた塩鮭を、適量のヨーグルトに約10分ほど漬け込んで、器にのせます
以上で《鮭ソテーのヨーグルト漬け》の完成です。食べる量や人数に合わせて、塩鮭の数を調整してください。
血管強化・血液浄化
続いて、血液が流れる道である血管を強化する食べ合わせレシピを3例ほど紹介したいと思います。
①納豆×きくらげ
納豆に含まれている大豆イソフラボンには、しなやかな血管を保ってくれる効果があります。そして、きくらげの機能性成分であるエルゴステリンは、体内に吸収されると血液をサラサラにする効果があるビタミンDへと変化します。この二つの食材を一緒に摂取すれば、血管と血液の両方が健康になります。
きくらげの納豆和え
- 適量の水で戻した乾燥きくらげを4枚(約15g)を千切りにします
- 納豆2パックに、しょうゆ小さじ2杯と練りからし小さじ1を入れて、しっかりと糸が引くようにかき混ぜる
- かき混ぜた納豆に、千切りにしたきくらげを入れて、軽くかき混ぜる
以上で《きくらげの納豆和え》の完成です。これで約2人分なので、人数に合わせて食材の量を調整して下さい。
②高野豆腐×ごま
高野豆腐に含まれているサポニンという成分には、脂質の酸化を抑えて血液をサラサラにする効果があります。これに、血管や細胞を柔らかくするゴマのセサミンを加えることで、血液も血管も健康にすることができます。セサミンは、熱や力を加えることで成分量が増える性質があるので『炒る(いる)』『摺る(する)』のがお勧めです。
高野豆腐のピカタ
- 戻した高野豆腐2個を、しっかり水気を切って半分の大きさにカットします
- 卵1個、すりごま大さじ4、パセリのみじん切り1枝分をボウルに入れて、よくかき混ぜます
- 戻した高野豆腐に、適量の塩とこしょうを振って、適量の小麦粉を薄くまぶして、2で作った卵につけます
- オリーブ油大さじ2杯をフライパンで熱して、3で作った高野豆腐を入れ両面を焼きます
以上で《高野豆腐のピカタ》の完成です。このレシピは4人分となっているので、作る人数分に合わせて食材の量を調整して下さい。
③みょうが×酢
みょうがに含まれている辛み成分ミョウガジアールは、血流を促進してくれる効果があります。これに、有機酸を含んでいる酢を加えることで、血管壁が柔らかくなります。動脈硬化の予防や高血圧の改善に非常にお勧めの食べ合わせです。
酢どりみょうが
- 酢大さじ6杯、砂糖大さじ2杯、塩小さじ1杯を、よく混ぜて甘酢を作ります
- みょうが8個を20秒~30秒ほど茹でて、熱いうちに1で作った甘酢に漬け、半日~一晩ほど置きます
- 半日~一晩置いたみょうがを、縦半分に切って器に盛り付けます
以上で《酢どりみょうが》の完成です。こちらのレシピも4人分となっているので、みょうがの数などは人数分に合わせて調整して下さい。
認知症予防
続いて、認知症を予防する効果がある食べ合わせレシピを3例ほど紹介したいと思います。
①カマンベールチーズ×玉ねぎ
白カビの発酵過程で生成されるオレイン酸アミドとデヒドエルゴステロールには、脳内の老廃物を取り除いてくれる効果があります。そして、玉ねぎに含まれている含硫アミノ酸は、血液をサラサラにしてくれるので、老廃物が排出されやすくなります。
カマンベールチーズと春野菜のサラダ
- カマンベールチーズ1/2個を8等分に切り、玉ねぎ1/4個は縦にスライスします
- トマト1/2個をくし形に6等分にして、さらに半分に切ります
- クレソン1/2束を、4cmほどの長さにザク切りにします
- ポン酢大さじ1杯、粒マスタード小さじ1杯、塩・こしょう少量を、ボウルに入れよくかき混ぜて、オリーブ油大さじ2杯を少しずつ注いで乳化させます
- 1~4を全て混ぜて器に盛り付け、5で作ったドレッシングをかけます
以上で《カマンベールチーズと春野菜のサラダ》の完成です。こちらのレシピは2人分となっているので、人数分に合わせた食材で作って頂きたいと思います。
②豚肉×大根
豚肉に含まれているビタミンB1には、脳の疲労を回復させる効果があります。そのビタミンB1を全て取り込むために活躍するのが、大根に含まれている食物繊維(ペクチン・セルロース)です。食物繊維には、胃腸を綺麗にするクリーニング効果があり、さらにビタミンの吸収率を上げる働きもあります。
豚肉のおろし煮
- 大根200gをすりおろして軽く水気を切ります。大根の葉は、さっと茹でて細かく刻んでおきます
- だし汁1カップ、しょうゆ・みりんを大さじ1杯、しょうが汁大さじ1/2杯を鍋に入れて煮ます。煮立ったら豚もも肉150gを入れます
- ひと煮立ちしたら、あくを取って、1の大根おろしを全体に広げるように入れます。さらにひと煮立ちしたら火を止めて器に汁ごと盛り付けます
- 最後に、1で茹でた大根の葉を散らします
以上で《豚肉のおろし煮》の完成です。こちらのレシピも2人分となっているので、人数分に合わせて食材を調整して下さい。
③青魚×抹茶
青魚に多く含まれているDHAとEPAは、脳神経の情報伝達をスムーズにする働きがあります。しかし、カジキの酸化とともに、これらの有効成分は弱まってくるので、脳細胞の老化を防ぐ抹茶カテキンをまとわせることで、酸化することを防ぎます。
カジキの抹茶塩焼き
- カジキマグロの切り身2枚に適量の塩を振って、約10分ほど置きます
- 置いたカジキマグロの切り身の水気を拭いて、抹茶を小さじ1/2まぶして、オーブン用シートを敷いたフライパンで焼きます
- 最後に、適量の抹茶を振りかけます
以上で《カジキの抹茶塩焼き》の完成です。こちらのレシピも2人分の量となっているので、人数に合わせて食材の量を調整して下さい。
ロコモ予防
ロコモというのはロコモティブ・シンドロームの略で、筋肉・骨・関節・椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、立つ・歩くといった機能が低下している状態を言います。
この恐ろしい症状であるロコモを予防・改善するために、効果的な食べ合わせレシピを2例ほど紹介したいと思います。
①えび×小松菜
えびのカルシウムは、殻に多く含まれているので、殻ごと食べることがお勧めです。小松菜にもカルシウムが豊富に含まれているので、えびと合わせて食べれば、相乗効果で骨を強化する効果が上がります。えび・小松菜の成分を丸ごと摂取するには、汁物にすることが最適です。
桜えびと小松菜の味噌汁
- 小松菜1/6束(約30g)を4cmほどの大きさに切り、まいたけ1/4パックは食べやすい大きさに裂いておきます
- 水2カップ、桜えび4g、まいたけを小鍋に入れて強火にかけます。煮立ったら小松菜を入れて中火でさらに煮ます
- 小松菜に火が通ったら弱火にして、味噌を大さじ1杯半~2杯を、少しずつ溶かしていきます
以上で《桜えびと小松菜の味噌汁》の完成です。こちらのレシピは、約2杯分の味噌汁となるので、2人以上の場合は食材の量を調整して下さい。
②納豆×ちりめんじゃこ×ご飯
じゃこに含まれているカルシウムは、納豆に含まれるビタミンK2と一緒に摂取することで吸収率が上がります。ロコモを予防するには、筋肉をつけることも重要。なので、筋肉のエネルギー源となる糖質(ご飯)を一緒に食べることで、筋肉をつけやすい身体にすることができるんです。
納豆じゃこ飯
- 納豆2パックと、付属のからし2個分、しょうゆ小さじ2杯、小口切りにした万能ねぎ10cm分、ちりめんじゃこ大さじ2杯、青のり小さじ1/2杯を合わせて、よくかき混ぜます
- 温かいご飯に、1で作った納豆じゃこをのせて食べます
以上で《納豆じゃこ飯》の完成です。こちらのレシピも2人分となっているので、食べる量や人数に合わせて食材の量を調整して下さい。
まだある体に良い食べ合わせ
ここまで、13種類の食べ合わせレシピを紹介しましたが、体に良い食べ合わせというのは、まだまだあります。全ての食べ合わせをこの記事で述べるのは不可能なので、代表的なものを4つほど紹介したいと思います。
①塩×酢
塩分を摂りすぎると、体内に炎症が起きてしまうため、高血圧や胃がんの原因になる場合が少なくありません。炎症を鎮めるためには、クエン酸などの酸味成分が入った酢が有効です。なので、塩を使った料理に酢を加えて塩分の効果を鎮めるようにすることがお勧めです。
酢には、旨味成分のアミノ酸が含まれているので、塩分量を減らして料理しても味気なさを避けることができます。
②冷奴×みょうが
豆腐は、良質なタンパク質と言われており、健康効果が高い食材なのですが、ただ一つの欠点が胃腸を冷やしてしまうことにあります。
ただ、更年期などで体が火照る人には、体の中から冷やしてくれる豆腐というのは最適な食材だと言えます。冷奴に熱を逃がす効果があるカリウムを含んでいるみょうがを添えることで、火照りを抑える効果があります。
③ししゃも×レモン
ビタミンCが豊富で抗酸化作用が高いレモン。実はレモンには、ミネラルやカルシウムを効率よく吸収させる効果もあるんです。
肉や魚、野菜など、いろいろな食材にレモンをかけて、1ヶ月間食べたところ、骨量が上がったというデータもあります。特に骨ごと食べることができるししゃもにレモンをかけて食べれば、カルシウムを無駄なく摂取することができるんです。
④唐辛子×イカの塩辛
唐辛子の辛み成分は、体を温めてくれるカプサイシンです。同じく体を温める効果のある塩を組み合わせることで、冷え性の防止になります。特に、唐辛子とイカの塩辛の食べ合わせはお勧めです。イカのタンパク質やミネラルが血液を補ってくれて内蔵機能を高めてくれるんです。
ただ、辛い料理を食べたあと、排便時に肛門がヒリヒリとすることがあります。
これは、消化器官や内蔵ともに同じく強い刺激を受けている証拠なので注意する必要があります。胃が荒れていると胃ガンのリスクも高まります。なので、辛いものの食べ過ぎには気をつけるようにしましょう。
食べ合わせには良い面もあれば悪い面も
ここまで、体に良い食べ合わせを紹介してきましたが、良い食べ合わせもあれば、逆に悪い食べ合わせがあることも事実です。特に、昔から言い伝えられている『アノ食べ合わせ』は、本当のところどうなのか?
ここでは、その辺りを話していきたいと思います。
①天ぷら×スイカ
水分の多いスイカと脂っぽい天ぷらは、水と油に例えられていますが、これは事実で、胃の中でケンカになってしまう組み合わせなんです。
天ぷらとスイカを一緒に食べると、胃液が薄まってしまい、消化不良を起こしてしまう場合があるので、胃腸の弱い人や普段から下痢をしやすい人などは、避けたほうがいい食べ合わせだと言えます。
②うなぎ×梅干
こってりとしたうなぎを食べた後に、酸っぱい梅干を食べると、胃が縮んでしまい消化不良を起こしてしまう原因になります。
胃が弱い人は、梅干だけではなく、食後に酸味の強いものを摂るのは控えた方が無難だと言えます。ただし、食中であれば、胃をスッキリさせる効果があるので問題ありません。
③さんま×漬物
さんまを焼いたときにできる焦げ(ジメチルアミン)に、野菜を発酵する過程で生成される亜硝酸塩が融合すると、ニトロソアミンという発ガン性物質生成されてしまいます。ただしこれは、大量に摂取しない限りは、体内で無毒化されるので、特に心配する必要はありません。
病気に負けない体を作るお勧めサプリメント
ここまで、食材の食べ合わせによる健康や美容の効果アップについて話してきましたが、人によっては「調理するのが面倒くさいよ」「簡単に作れそうだけど時間がない」といった方も少なくないと思います。
そういった方にお勧めなのがサプリメントなんです。
本来であれば、食材を咀嚼して摂取することが一番の理想なのですが、現実を言えば、食事のみで必要な栄養素や機能性成分を摂り入れることは非常に困難なことです。その不足分を補う意味でもサプリメントを摂取することは、健康や美容の維持・増進に必要なことと言えるでしょう。
なのでここでは、食事だけでは摂り切れない必要な栄養素・機能性成分をカバーしてくれるお勧めのサプリメントを紹介していくので、ぜひ参考にして頂きたいと思います。
①しじみエキスW
まず最初に紹介するサプリメントは、読んで字の如く『しじみのエキス』を極限まで絞って濃縮させた《しじみエキスW》です。
この記事でもすでに前述していますが、貝類というのは衰えた体力を回復させるなどの、生命力を補う栄養素や機能性成分が豊富に含まれているんです。しじみには、体内で合成されない9種類の必須アミノ酸が全て含まれているので、免疫力をアップさせて病気に負けない体を作ってくれます。さらに貝類には認知症を予防する効果も認められているので、体だけではなく脳の老化防止にも最適だと言えます。
株式会社リアルメイト
しじみエキスWは、科学的に成分を抽出するような製法ではなく、明治15年(130年前)から続く製法を守ることで、しじみが本来持っている栄養成分を抽出している、まさに自然健康食品です。なので、科学的に抽出したものと比べると即効性はありません。
人間の体質が変化するまでには、約3ヶ月の期間がかかると言われています。しじみエキスWも同様で、約3ヶ月ほどかけて根本から体質を変化させ、徐々に元気でエネルギッシュな体質へと変わっていきます。例えるなら「なんだか最近、疲れを感じなくなったみたいな。。。」といった感覚で実感するはずです。
つまり、これこそが《根本的に体質が変化する》ということなんです。
しじみエキスW(天然オルニチン+発酵オルニチン)の単品価格
1袋17g×3袋(約1ヶ月分):¥5,482(税込)
しじみエキスWは、手作業で30時間かけて煮詰める製法ということで、少々高めの値段となっています。
「これじゃ高くて買いたくても迷ってしまう」という方は、決して少なくないはずです。なので、しじみエキスWは単品での販売はせずに《定期お届けコース》のみでの提供となっています。
しじみエキスW定期お届けコースの販売価格
- 1ヶ月目:1袋17g×3袋(約1ヶ月分) ¥2,450(税込)
- 2ヶ月目以降:1袋17g×3袋(約1ヶ月分) ¥4,900(税込)
かなりの格安価格で購入できる定期お届けコースは、3回目までの購入を前提とした割引価格となっています。3ヶ月しじみエキスWを試してみて、自分には合わないと思った場合はそこでストップをかけることができます。なので安価で購入できる今がチャンスだと言えます。
しじみエキスWは、天然の100%国産やまとしじみだけを使って煮詰めた濃縮エキスなので、間違いのない品質で提供されています。
しじみの力で『病気に負けない疲れ知らずの健康な体』そして『きめの細かい美しい肌』このような実感をぜひ味わって頂きたいと思います。
②発酵黒にんにく酢卵黄
発酵黒にんにく酢卵黄は、青森県産のホワイト六片にんにくを、約5ヶ月弱も熟成発酵させて生成されているサプリメントです。
にんにくという食材は、ご存知の方も多いでしょうが、細菌やウィルスを死滅させる効果があります。そしてさらに、ガンを予防する抗ガン作用があることでも知られています。その上、硬くなった血管に柔軟性を持たせる働きもあるので、血管を強化して血液の巡りを良くしてくれます。
株式会社だいにち堂
発酵黒にんにく酢卵黄は、江戸時代から400年も続く発酵の老舗で製造されています。ここにある、江戸時代から使われている樽を使うことで、にんにくをお酢へ仕上げることができます。この発酵技術によって、総アミノ酸が市販の黒酢の44倍という桁違いの含有量を実現しています。
残念なことに、現代の医学や科学ではガンを100%予防することはできません。しかし、そのリスクを限りなく0に近い状態にするためには、自然界に存在する食材のエキスを摂取することです。それが、リスクを回避するための唯一の方法だと言っても過言ではありません。さらに酢の力によって、血管壁を柔らかくする効果があるので、動脈硬化や高血圧の予防・改善につながります。
にんにくを熟成発酵させた《発酵黒にんにく酢卵黄》は、病気予防という意味では最強だと言えます。
《発酵黒にんにく酢卵黄》の単品価格
1袋60粒入り(1ヶ月分):¥2,160(税込)
青森県産のホワイト六片にんにくを使用して、約5ヶ月弱もの長期間にわたって発酵熟成させていることを考えれば、通常価格でもかなりの安価だと言えます。ですが今回は通常価格での提供ではなく、『お得に実感キャンペーン』という定期購入コースでの提供となります。
お得に実感キャンペーン販売価格
1袋60粒入り(1ヶ月分):¥1,555(税込) 約28%OFF
1ヶ月分でこの価格というのは、非常にお得だと言えるでしょう。さらに今回、こちらのページから購入すると初回のみ《発酵黒にんにく酢卵黄》が1袋無料でプレゼントされます。つまり、お得に実感キャンペーンで購入した初月は、1袋のお値段で2袋が手に入るということです。
このお得なキャンペーンはいつ終了するか分からないので、終了前にまず試してみることをお勧めします。
通常の定期購入コースというのは、1ヶ月に1度、製品が送られてくるシステムなのですが、お得に実感キャンペーンは同じ定期購入でも『毎月or隔月』という選択肢があります。この選択肢は購入側にとってみれば非常に嬉しいシステムだと言えますね。
非常にお得なこのキャンペーン期間中に、ぜひ《発酵黒にんにく酢卵黄》の効果を実感して頂きたいと思います。
③ヒアルロン酸&グルコサミン
マヨネーズで有名なキューピーこと、株式会社トウ・キユーピーが提供している栄養補助食品です。
ヒアルロン酸を主成分として、エビ・カニ由来のグルコサミンとキユーピーオリジナルのコンドロイチン硫酸が配合されているので、ロコモティブ・シンドロームの予防には最適のサプリメントだと言えます。
ロコモを予防するには、カルシウムもさることながら、関節をスムーズに動かすためのヒアルロン酸が必要です。ヒアルロン酸の理想的な摂取量は1日に200mgなのですが、これを食材から摂り入れるのは非常に難しいと言えます。
と言うのも、ヒアルロン酸が多く含まれている食材は、魚の目玉や鶏のトサカなど、通常であればまず食べない部分に多く含まれているんです。「私は鶏のトサカを毎日食べている」という方は恐らくほとんどいないでしょう。なので、サプリメントから補ってあげる必要があるんです。
ヒアルロン酸を安定的に供給できる発酵法による製造法を開発したキューピーだからこそ実現したサプリメントだと言えます。
《ヒアルロン酸&グルコサミン》の単品価格
1袋150粒入り(約30日分):¥¥6,156(税込)
やっぱりと言うべきか、かなり高額なので「ちょっと試してみよう」と言える値段ではないと思います。ですが、ヒアルロン酸&グルコサミンは、単品での販売ではなく、大幅に値下げされる定期購入コースでの提供となっています。
定期購入コースでの販売価格
- 初回購入のみ50%オフ: ¥3,078(税込)
- 2回目以降は5%オフ: ¥5,848(税込)
上記のように、かなり安価に購入できるようになっています。送料は無料となっているので、表示金額以上の支払いはありません。そして、定期購入といっても途中で止めることは自由なので、試してみて「自分には合わないかも」と思えばストップをかけることができます。
これなら、定期購入に抵抗がある方であっても安心して《ヒアルロン酸&グルコサミン》を試すことが出来ると言えるでしょう。
まとめ(食べ合わせ13品の厳選レシピ)
食材の食べ合わせというのは、足し算ではなく掛け算だと言えます。
Aという食材とBという食材を食べ合わせた場合『1つの食材+1つの食材=2つの食材栄養素』ということではなく、2つの食材が持つ栄養素・機能性成分が掛け合わさり、それが2倍にも3倍にもパワーアップされることになります。
なので、単品で食べても体に良いのは当然なのですが、食べ合わせる相乗効果によって、さらに大きな効果を得ることができるのです。
そして、足りない部分をサプリメントで補うことで、病気に負けない健康な体、いつまでも若々しく美しい見た目をキープすることが可能となります。前向きで楽しい人生を送るためにも、バランスの取れた食生活を心がけて頂きたいと思います。
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