現在、日本国民の約10%、つまり1000万人以上の人が苦しみ続けている皮膚の疾患、それがアトピー性皮膚炎なんです。アトピー性皮膚炎に悩んでいる人が増え続けていることは、情報として知っていても、いざ1000万人以上という数字を見ると驚きの人数だと言えます。
しかも、アトピー性皮膚炎は花粉症と同様に、誰でも発症してしまう可能性があるということなので、決して他人事ではないんです。
花粉症、そして気管支喘息と並んで、日本の三大アレルギー性疾患の一つであるアトピー性皮膚炎は、今や国民病になっている、と言っても過言ではありません。そこまで蔓延してしまった、このアレルギー疾患ですが、なにが原因で発症するのかはっきりと分かっていなかったのが現実なんです。
しかし、様々な企業や大学など、専門分野に携わる方々の長年の努力によって、アトピーに対する直接的原因が解明されたのです。原因が解明されたことによって、その治療法にも新しい光が見えてきました。その研究結果によると、アトピーの原因となっているのは皮膚上に生息している細菌だったのです。つまり、アトピー性皮膚炎を治療するには、原因となっている細菌を駆除すればいい、ということになります。
長年、アトピー性皮膚炎に悩まされ続けてきた方にとっては、まさに暗闇に差し込んだ一筋の光明だと言えるでしょう。
そこでこの記事では、アトピー性皮膚炎を予防・改善するための方法、そして、健康な肌を維持していくための注意点などを話していきたいと思います。
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乾燥症候群が招く皮膚のトラブル
アトピー性皮膚炎などの肌トラブルで最も大敵なのが《皮膚の乾燥》による細菌やホコリなどからの抵抗力の減少です。
乾燥が原因として引き起こされる病気としては《ドライアイ》や《ドライマウス》などがあり、ドライスキンもこの中に含まれます。これらの疾患を総称して乾燥症候群(ドライシンドローム)と呼ばれています。また、全身の分泌線が機能不良を起こすことによって、ドライアイやドライマウスなどを併発してしまう自己免疫疾患(シェーグレン症候群)もあります。
正常な皮膚と乾燥した皮膚の違いとは
正常な状態の皮膚の断面図
角質層に角質細胞が整然と並んでいることで、セラミドなどの角質細胞間脂質や天然保湿因子が、しっかりと水分を保持してくれます。皮膚膜もあり皮膚の潤いがしっかりと保たれているので、見た目にも美しい肌となります。
乾燥した状態の皮膚の断面図
角質層の角質細胞間脂質や天然保湿因子が減少している状態です。これにより角質細胞がはがれたり縮んだりしてしまい、細胞間に出来た隙間から水分が蒸発することになります。皮膚がカサカサに乾燥してしまい、見た目にも荒れた肌となってしまうのです。
身体が乾燥してしまう原因
乾燥肌にはいくつかの原因が挙げられますが、現代人が乾燥肌を引き起こす最大の要因としては、冷暖房などのエアコンの普及だと言えるでしょう。さらにパソコンやスマホが原因として引き起こされるドライアイも深刻な問題となっています。
ドライマウスの原因としては、柔らかい食べ物ばかりを食べることによって噛む回数が減り、アゴの力が弱くなってしまい、常にポカンと口が開いた状態となり口中が乾燥することで引き起こされます。歯ごたえのある硬い食べ物を、しっかりと噛んで食べることでドライマウスは予防・改善することで出来るので、バランスの取れた食生活を心がけるようにしましょう。
皮膚は常在菌によって健康に保たれている
皮膚の上には《皮膚常在菌》という細菌が約100万個以上も生息しています。この皮膚常在菌を皮膚フローラと呼び、皮膚を健康に保つ働きを持っていて、私たちを外敵から守ってくれています。腸内フローラによって、腸の健康が保たれているように、私たちの皮膚も皮膚フローラによって健康を維持することができるのです。
皮脂膜(バリア)を作る皮膚常在菌
私たちは、頭・顔・腕・足・背中・お腹に至るまで、全身すべてが皮膚で覆われています。皮膚常在菌は皮脂膜を作って、紫外線やホコリなどから皮膚を守り、有害なものをシャットアウトしてくれています。
皮膚上で特に重要な働きを担っている細菌には、アクネ桿菌と表皮ブドウ球菌がいう細菌が存在しています。
アクネ桿菌は皮膚にある皮脂腺に生息していて、脂肪酸を分泌しています。表皮ブドウ球菌はアクネ桿菌が分泌した脂肪酸を利用して、弱酸性の皮脂膜でバリアをつくり皮膚を保護しているのです。
その一方で、皮膚の表面には食中毒を起こす黄色ブドウ球菌やカンジダ症の原因となるカビなども付着しています。黄色ブドウ球菌やカビは弱アルカリ性を好むのですが、表皮ブドウ球菌たちが作った皮脂バリアによって皮膚を弱酸性に保ち、カビや黄色ブドウ球菌など悪玉菌の増殖を抑える役割を持っています。
アトピー性皮膚炎を引き起こす真犯人とは
冒頭でも述べていますが、アトピー性皮膚炎の原因はすでに解明されています。
2015年4月、慶応大学医学部皮膚科学教室と米国NIH(国立衛生研究所)の共同研究によって、アトピー性皮膚炎は、ブドウ球菌やボビス菌などの一過性細菌が増殖することで引き起こされることが突き止められたのです。
この研究グループの実験によると、遺伝子操作でアトピー性皮膚炎を発症させたマウスの皮膚を培養すると、皮膚常在菌は黄色ブドウ球菌などの一過性細菌に支配されていたということです。これを抗菌治療によって、マウスの皮膚から黄色ブドウ球菌を駆除すると、皮膚常在菌は正常な状態になり、皮膚炎はほぼ完治したということです。
しかし、抗菌治療を途中で中止したマウスの皮膚常在菌は、見事なまでに黄色ブドウ球菌に取って代わられ、激しい皮膚炎を発症したということです。つまり、黄色ブドウ球菌は湿疹を悪化させ、ボビス菌はアレルギー反応を促進し、アトピー症状を悪化させることが証明されたことになります。
あらゆる皮膚トラブルは常在菌の乱れから
そもそも皮膚というのは脆いものなのです。その脆い皮膚を常在菌が作る皮脂膜によって保護されているので、紫外線などの有害物質から守ることができるのです。皮脂膜で守られていない皮膚は、内蔵がむき出しになっている状態と同じです。
つまり、アトピー性皮膚炎を完治させるためには、皮膚常在菌を正常な状態にすることに尽きます。
現在、アトピーの治療に用いられているのは、ステロイド外用剤が中心になっていますが、これは治療というより抑制させていると言った方が正しいでしょう。ステロイド剤というのは、細胞の炎症遺伝子が発現しないようにするホルモン剤であって、アトピー性皮膚炎を根本的に治療するものではありません。使いすぎると腎臓などへの負担が大きく、腎機能が低下してしまう危険性もあるので注意が必要です。
実は、慶応大学の研究結果にはもうひとつの考察があるんです。それは、上皮発育因子(EGF)と呼ばれる酵素タンパクの存在で、遺伝子操作によってEGFやEGF受容体(EGFR)を欠損させてしまうと、マウスはアトピー症状を引き起こします。アトピーが発症するメカニズムは皮膚常在菌の乱れと、その乱れに伴って一過性細菌が増殖してしまうことにありますが、その背景にはEGFの存在があることは明白なのです。
EGFはさまざまな細胞を増殖させる働きをもつタンパク質なのですが、実は皮膚における天然の抗生物質であるディフェンシンという物質を作り出すことにも関わっています。このことからも、皮膚常在菌の乱れとEGFの働きは相互に関連していると推察されているのです。
皮膚常在菌を守るスキンケア製品
前述している慶応大学の研究結果がアトピー性皮膚炎の治療や予防につながることは、まず間違いないと思います。ですが、実用化までにはまだまだ時間がかかると言えるでしょう。ですから、今現在できる最善のアトピー対策というのは、まず第一に皮膚を清潔にすること、そして皮膚を保湿しつつ弱酸性に保つことだと言えます。
では実際のところ、汗を流して皮膚を洗浄するにはどんなボディソープが良いのか、とう点については諸説あります。
しかし最も大切なことは、自分にあったボディソープを選び、体を洗ったら石鹸やソープが残らないようにシャワーでよく洗い流すことなんです。そして洗ったあとは必ずローションやクリームなどで保湿することです。皮膚を弱酸性に保つというのは、洗浄剤の性質ではなく洗った後のケアで行うべきことなのです。
とは言え、やはりボディソープの成分によっては洗い上がりに差が出ることも事実です。
そこで、ここではアトピーを始めとした皮膚のトラブルでお悩みの方、健康な肌を維持したい方などにお勧めのボディソープや化粧水、その他リピート率の高いスキンケア製品を紹介したいと思います。
みんなの肌潤風呂(入浴剤)
アトピー性皮膚炎など、様々な肌トラブルを予防・改善するために必要なことは、まず第一に肌を清潔に保つことです。そこで、まずは基本となる入浴剤から紹介したいと思います。
スキンケアの基本となるのは入浴と言っても過言ではありません。しかし、皮膚のトラブルを抱えている人というのは、入浴した際に、かゆみや乾燥といった非常に辛い症状を引き起こす方が少なくありません。
そういった、かゆくなる・乾燥する・赤くなるといった症状を改善してくれるお勧めの入浴剤が《みんなの肌潤風呂》なのです。
入浴した際に、かゆみや乾燥を引き起こす原因の一つとして塩素があるのですが、みんなの肌潤風呂は、この塩素をしっかりと除去してくれる入浴剤なんです。さらに《みんなの肌潤風呂》は自然素材のみで微発酵させて炭酸ガスを発泡させます。なので、湯船に張ったお湯が柔らかく肌に優しいお湯へと変化し、入浴後の乾燥やかゆみを改善してくれるのです。
肌の潤いを整えてくれる《みんなの肌潤風呂》の価格
単品定価(600g入り):¥2,980(税別)
600gで約1ヶ月分の量となっています。価格を見て「ちょっと高いな……」と思う方も少なくないでしょう。しかし、かゆみや乾燥といった不快な症状が改善できることを想えば、決して高い買い物ではないとも言えますね。
と言っても、やはり金額が気になる方もいるはずなので、そういった方にお勧めなのが定期コースです。
- お試し定期コース(10%OFF):¥2,682(税別)
- 基本コース(15%OFF):¥2,533(税別)
- 年間購入コース(20%OFF):¥2,384(税別)
上記のように《みんなの肌潤風呂》は、3種類の定期コースが用意されているので、お得な価格で購入することも可能です(定期コースの詳細はこちらでご確認下さい)。
肌トラブルの予防・改善や、お肌を清潔に保つ意味でも、ぜひ《みんなの肌潤風呂》を試してみてはいかがでしょうか。
しみずの無添加ボディソープ
皮膚を正常な状態に保つためには、ボディソープもしっかりした製品を選ぶ必要があります。
特にアトピーなどの皮膚トラブルを抱えている方や、体質的に敏感肌の方などは、毎日使うボディソープは非常に大切です。そんな方々にお勧めのボディソープが《しみずの無添加ボディソープ》です。
インフルエンザなどで体調を崩している場合を除き、お風呂で身体を洗うというのは、ほとんど誰もが毎日行っていることなので、そこで使用するボディソープは非常に重要です。
肌を健康に保つために一番大切なことは入浴後の保湿ケアなのですが、その前段階である身体の洗浄というのは、保湿ケアを行うために肌の汚れを落として清潔な状態にする役目を担っています。その清潔にする段階で肌を傷めてしまっては、その後の保湿ケアも全く意味がなくなってしまうのです。
《しみずの無添加ボディソープ》は、敏感な子供の肌から高齢の方まで年齢や性別に関係なく、全ての人が安心して使えるボディソープです。
人間の肌にはビオチンという、様々なトラブルから守ってくれるビタミンの一種が存在します。保湿はもちろんのこと、肌のバリアであるセラミドの生成を促してくれる役割もあるので、肌にとっては非常に重要な成分なのです。
乾燥肌の人は、このビオチンが少ないことが原因の一つと言われており、刺激に弱く、肌トラブルを引き起こしやすいことが分かっています。
しみずの無添加ボディソープは、身体を洗浄するというより、ビオチンを皮膚に直接補ってあげることを目的として製造されています。肌の汚れを落としつつ、健康な肌に必要不可欠なビオチンを補い、皮膚を健康な状態に保つためにあるボディソープなんです。
ビオチンを補い肌を健康に守ってくれる《しみずの無添加ボディソープ》の価格
単品定価(200ml入り):¥4,480(税別)
200mlで、約1ヶ月分の量となっています。200mlで4,480円というのは、普通に考えて少々高額な印象を持つ方が多いと思います。そういった方々にお勧めなのが定期的に購入する《快適ケアコース》です。
- 快適ケアコース(34%OFF):¥2,980(税別) 毎月1本を定期購入するコース
- 快適ケアコース(50%OFF):¥2,240×2本(税別) 毎月2本を定期購入するコース
快適ケアコースでは、購入金額が割引になる上に送料も無料となるので、しみずの無添加ボディソープを試すのなら、断然お得だと言えます。さらに快適ケアコースでは60日間の返金保証が付いているので、試す価値は十分にあると言えるでしょう。
(快適ケアコースや返金保証の詳細はこちらをご覧下さい)
ただし快適ケアコースは、最低でも2ヶ月は使って頂くということが条件となります。つまり、2回の購入を条件として割引や返金保証という特典が付いていることをご了承下さい。
とりあえず快適ケアコースを利用して、2ヶ月分の購入で試してみることが、しみずの無添加ボディソープをお得に試せる方法だと言えるでしょう。返金保証制度もあるので、安心して試すことが出来るお勧めの方法だと言えますね。
みんなの肌潤ろーしょん
3つ目に紹介する、アトピーなどの予防・改善ケア製品が《みんなの肌潤ろーしょん》です。
ここまで、入浴剤・ボディソープと紹介してきましたが、スキンケアには、前述している通り入浴後のケアが最も重要な要素だと言えます。そこでお勧めなのが、株式会社北の達人コーポレーションが提供している《みんなの肌潤ろーしょん》です。
入浴後というのは、体温が上がり身体の水分が奪われやすい状態にあります。特に皮膚の水分というのは、すぐに奪われてしまうので、しっかりと保湿ケアをしてあげる必要があります。
《みんなの肌潤ろーしょん》は、肌をしっかりと保湿してくれるうるおい化粧水です。
その主たる成分はこんにゃくセラミドで、これはその名の通り『こんにゃくに含まれているセラミド』で、数あるセラミドの中でも、最も肌に吸収されやすい植物由来のセラミドなんです。さらにアレルギーも少なく、アトピー性皮膚炎などの様々な肌トラブルを抱えている方にとっては、最高の化粧水だと言えます。
皮膚にしっかり浸透する《みんなの肌潤ろーしょん》の価格
単品定価(80ml入り):¥2,980(税別)
80mlで、約1ヶ月分の量となっています。通常のドラッグストアなどで販売されているローションなどと比べると、正直なところ少々高めの価格と感じる方が多いと思います。そこでお勧めなのが定期コースなんです。
- お試し定期コース(10%OFF):¥2,682(税別)
- 基本コース(15%OFF):¥2,533(税別)
- 年間購入コース(20%OFF):¥2,384(税別)
上記のように《みんなの肌潤風呂》は、3種類の定期コースが用意されているので、お得な価格で購入することも可能です(定期コースはこちらから詳細をご確認下さい)。
入浴・洗浄、そして最後の仕上げとして重要なローションによる保湿を行うためにも《みんなの肌潤ろーしょん》を試してみてはいかがでしょうか。きっと自分の肌質が変化して、大きな喜びを感じることができると思いますよ。
まとめ(皮膚常在菌を保つ3つのスキンケア製品)
現在、年々増え続けているアトピー性皮膚炎などの肌トラブルですが、現時点では、研究の段階で言えば日々進歩しています。
そして、原因もほぼはっきりしてきているのですが、まだ完全な治療法が確立しているわけではありません。なので、今私たちができることは、肌を清潔に保って、必要な水分を逃がさないよう、日々しっかりとケアすることが重要なのです。正常な皮膚になるようケアをしっかりと行っていれば、近い将来アトピーの治療法が確立されたときに、より早く完治することができるでしょう。
スキンケアは、入浴剤、ボディソープ、そして保湿ケアの仕上げとも言える入浴後の化粧水。このどれかが欠けても、アトピーなど肌トラブルの予防・改善には繋がりません。
『規則正しい生活リズム』『バランスの取れた食生活』『肌をしっかり守るためのスキンケア』これらをしっかりと心がけることで、アトピー性皮膚炎を根本的に改善へと向かわせることが可能となります。
と言っても、いきなり全てを実行するのは不可能に近いので、まずは、皮膚を清潔に保って保湿することを心がけることからスタートしてみましょう。
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