男の肌荒れ対策はフェイシャルスキンケア3つのポイントで決まる

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肌荒れケア

多くの女性の悩みの一つである肌荒れ。しかし、これは何も女性だけの悩みではありません。今や男性も肌の状態を気にしている方が少なくないのです。いや、むしろ男性の方が肌の悩みを抱えている人が多いと言っても過言ではないでしょう。

今や、男性でも『顔・腕・腹部・背中・脚』などといった部位の肌の手入れや脱毛を欠かさない人が非常に多いのです。

ですが、どれだけ頑張って肌のケアを行っても、なぜか顔の肌に荒れが生じる方が多く、そのために様々なスキンケア方法を《試しては諦め、試しては諦め》を繰り返している方が少なくありません。

こういった悩みを抱えている方が多いことから、このページでは『男性が抱える顔の肌荒れ年代別対策法』や『フェイシャルスキンケア3つのポイント』を解説していきたいと思います。

ぜひ最後まで読んでいただいて、みなさんの今後のスキンケアの参考になればと思っています。

 

女性が男性に惹かれるポイントとは

世の女性というのは、皆さんが思っている以上に男性の肌を見ているようです。

実際に、とある雑誌のアンケートで『男性のどういったところに惹かれますか』という質問を、18歳~35歳の女性に対して行ったところ、以下のような結果となったのです。

アンケート結果

このアンケート結果からも分かるとおり、女性が男性に魅力を感じるポイントは『清潔感』がダントツで、40%近くも占めています。

服装やヘアスタイルなどにだけ注意を払っていても、陽気に振舞っていても、気前良く行動していても、顔の肌が荒れている男性では清潔感が全く感じられません。

例えば、流行りの服を着てヘアスタイルを整えていても、肌が荒れている男性では、服も髪も浮いた感じになります。つまり、無理に背伸びをしている印象を与えてしまうのです。

『顔がとくにイケメンではなくても、肌が綺麗な男性は好感が持てる』ということです。

 

皮膚は最大の防衛器官

誰もが知っていることですが、私たちの全身は皮膚で覆われています。この皮膚があるからこそ、紫外線・ほこり・バイ菌で溢れている中で生きていくことができるのです。

皮膚のバリア機能

つまり、皮膚というのは、私たちを守ってくれる最大の防衛器官だということが言えます。

ですが最大の防衛器官であると同時に、皮膚は最もデリケートな器官でもあります。
表面から見るとなかなか実感できないのですが、皮膚の厚さというのは2/100mmという極薄の組織なのです。

なので、お腹の調子が悪いときは消化の良いものを食べたりするように、皮膚の調子が悪いときは、しっかりとケアしてあげる必要があります。当然ですが、紫外線やほこりなどの外的刺激からも守ってあげることが大切です。

つまり、しっかりとスキンケアをすることは、私たちを守ってくれている器官をメンテナンスする、という意味でもあるのです。

 

肌は体調を表す鏡

内臓が荒れたり弱ったり、あるいはストレスを溜め込んだりすると、肌に現れてきます。つまり肌荒れというのは、身体が助けを求めていることでもあるのです。

肌は生活習慣の影響が顕著に出る

免疫の調節機能に異常が生じると、日常的な肌荒れ、例えば湿疹やじんましん等を発症してしまいます。

皮膚からの刺激というのは、『熱さ・痛み・寒さ・かゆみ』といった、好ましくない環境から身を守るための感覚を大脳に伝える役割を持っています。つまり皮膚には、無数の知覚神経の網が張られているということになります。

この感覚があるからこそ、私たちはあらゆる危険に対して予防線を張ることが出来るのです。

ですが現代では、まだ小学生にも入っていないような子供や、ティーンエイジャーなどの若年層が、日頃の不摂生やストレスなどでアトピー性皮膚炎などを発症しているケースが非常に増えています。

また、冬に多い乾燥からくる顔の肌荒れによるひび割れや、かゆみなどといった肌トラブルもあります。このような症状は多くの人が軽視してしまうのですが、これも乾燥だけではなく、身体がSOSを出しているサインであることが多いのです。

紫外線の影響も想像以上に大きい

『真夏に海へ行って肌をこんがりと焼く』といったことをする若者も多いでしょうが、日焼けして肌が黒くなるのは、肌の防衛反応だということをご存じでしょうか?

太陽の光には紫外線という有害な光線が含まれています。肌は、この有害な紫外線から身を守るために、肌を黒く変色させるのです。

「守ってくれるなら焼いても良いじゃん」といった感じで調子に乗っていると、やけど状になったり水ぶくれが出来てしまい、肌の健康上で考えても、見た目的に考えても、良いことなんて一つもありません。さらにひどい事態になると、皮膚がんを発症してしまう恐れもあります。

紫外線の害

近年のオゾン層の破壊によって、紫外線の有害度はますます大きくなっているので、そのためにもUVケアというのは欠かせないものになっています。

見た目の面から言っても、色黒の男がモテる時代でもありませんし、シミなどがあった場合には、女性から嫌悪感すら持たれてしまいます。

そのためにも外出する際には、紫外線対策としてUVクリームを塗ることを習慣づけることが大切なことだと言えるのです。

 

スキンケアの基本は自分の肌タイプを知ること

女性だけではなく、男性にも肌のタイプというものがあります。

この肌タイプは大きく3つに分けて『脂性肌・乾燥肌・混合肌』があり、それぞれのタイプに合ったスキンケア方法が存在します。なので「肌が綺麗になった」などという情報だけを信じて、自分の肌タイプに合わないケア方法を行うことはやめて下さい。

では、ここから、それぞれの肌タイプの特性や、起きやすいトラブルを解説したいと思います。

①脂性肌

男性に最も多い肌タイプがこの脂性肌です。男性ホルモンに刺激されて、皮膚の分泌が盛んになることでテカリやすくなります。

脂性肌の原因というのは、体質もあるのですが、食生活や睡眠などの不摂生によるものが少なくありません。

脂性肌が原因の主な肌トラブル

ニキビ・テカリ・毛穴詰まり・くすみ・ベタつき・赤ら顔など

②乾燥肌

男性では比較的に少ない肌タイプです。ただし年齢を重ねることで男性も乾燥肌になりやすいので注意が必要です。

乾燥肌の方は、通常であれば30%ほどの肌の水分量が、20%にも満たない状態になっています。皮脂が少ないので、紫外線など外的刺激が原因による肌トラブルが起きやすいと言えます。

間違った洗顔方法やストレスなども、乾燥肌の原因の一つなので注意が必要です。

乾燥肌が原因の主な肌トラブル

かゆみ・ひび割れ・シワ・くすみ・シミ・ニキビなど。

『自分は乾燥肌タイプだからニキビは関係ない』と思っている方は用心して下さい。ニキビは脂性肌タイプだけの肌トラブルではありません。必要以上に肌が乾燥してしまうと、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されてしまいます。そのため、毛穴が詰まったりしてニキビの原因となってしまうのです。

脂性肌タイプだと思い込んでいる方が、実は乾燥肌タイプだったというのは、よくあることです。脂性肌系のスキンケアを行っている人で、改善が見られない場合には、乾燥肌系のケアにシフトすることで改善されるケースもあります。

③混合肌

Tゾーンが脂性肌、Uゾーンが乾燥肌、といった感じで混合しているタイプの方です。

つまり『額・鼻・あご』といった部分に皮脂が多く、『頬・目元・口元』といった部分は乾燥しているのが特徴です。

このタイプの方は、脂性肌系ケアと乾燥肌系ケアを使い分ける必要があるので、結構面倒な部分もありますが、だからこそしっかりとケアすることが大切だと言えるでしょう。

混合肌が原因の主な肌トラブル

  • Tゾーン:『ニキビ・テカリ・毛穴詰まり・くすみ・ベタつき・赤ら顔』など
  • Uゾーン:『かゆみ・ひび割れ・シワ・くすみ・シミ・ニキビ』など

つまり、皮脂の多い部分には脂性肌タイプの主な肌トラブルが、乾燥している部分には乾燥肌タイプの主な肌トラブルが起きやすいということです。

 

年代別に見る肌の特徴と肌トラブル対策

前章では、肌タイプ別による特徴を述べました。ですが、年齢によって肌の質も変わってくるので、そこも押さえておく必要があります。

そこで、ここからは年代別に見る肌の特徴とトラブル対策を見ていくことにしましょう。

①20歳代の肌の特徴

20代の男性は、活発に男性ホルモンが分泌されるので、過剰気味なほどの皮脂量によって、ほとんどの方が脂性肌タイプに当たります。皮脂量が多いことで顔がテカリやすく、ニキビが出来やすいことも特徴ですね。

ただ、皮脂量が多いことでバリア機能が高く、肌にハリがあることも20代の肌の特徴です。

20歳代の肌トラブル対策

皮脂や汚れをしっかりと落とす洗顔を心がけることが大切です。ただし、肌に負担をかけないよう、洗顔後はローションなどで潤いを与えることを忘れないようにしましょう。

②30歳代の肌の特徴

20代の頃と比べると、男性ホルモンの分泌が減り始め、皮脂量も低下してくるので、部分的に乾燥肌になりやすい年代です。脂性肌と混合肌の境目でもあり、いわゆる『お肌の曲がり角』となるのが30歳代だと言えます。

女性に対してよく使う言葉ですが、男性にもしっかりと『お肌の曲がり角』は存在するんですよ。

傾向としては、シミやシワが出来始めたり、肌のハリや弾力も低下してきます。

30歳代の肌トラブル対策

肌質に合わせた正しい洗顔と、洗顔後のローションで保湿することが必要です。それに加えて乳液も使用するようにしましょう。

乳液は、肌の水分蒸発を防いでくれる皮脂のような役割を果たしてくれるので、乾燥している部分に塗ることが大切です。乾燥していない部分に使うと、顔がテカテカになって、ニキビなどの肌トラブルが起きる恐れもあるので、皮脂の多い部分は避けるように注意しましょう。

また、肌のハリや弾力が気になるのであれば、ローションと乳液の間に美容液を使うことで対策になります。

③40歳代の肌の特徴

30代の頃よりもさらに皮脂の分泌料が低下して、乾燥肌へと変わっていきます。肌の再生サイクル、いわゆるターンオーバーが長くなってくるので、肌にダメージがあると回復も遅くなります。

シミやシワが30代の頃と比べると一気に増えてくるのも、40代の肌の特徴だと言えます。

40歳代の肌トラブル対策

部分的に脂性肌も残っているので、肌のタイプに合わせて洗顔することが大切です。

洗顔後のローションや乳液の使用も忘れないようにしましょう。さらに、乾燥がひどい方の場合は、保湿クリームなどを使って肌を保護することが必要です。

 

綺麗な肌は正しい洗顔から

肌荒れのない健康な肌を維持するためには、自分の年齢や肌タイプに合った洗顔方法をすることが肝心です。しかし、ベースとなる部分は共通しているのです。

それは《洗顔 ⇒ ローション ⇒ UVカット》という3つのポイントです。これは、年齢や肌タイプに関わらず、全ての方に当てはまる基本となります。

この3つのポイントをしっかり押さえてケアしなければ、肌トラブルの改善には繋がらないので注意しましょう。

洗顔に対しての意識

とあるアンケート『洗顔に対しての20歳代~40歳代男性の意識調査』について、以下のような形で結果が出ました。

残念なことに、肌トラブルで悩む男性が少なくないにも関わらず、洗顔の重要性をあまり意識していない方が多いようです。

Q1:あなたは1日に何回、顔を洗いますか?

洗顔回数

Q2:顔を洗うとき、手で泡立てますか?

洗顔前の泡立て意識

Q3:洗顔をした後、何回すすぎますか?

洗顔後のすすぎ回数

いかがでしょうか?

顔の肌荒れに困っている男性が多いことも頷ける回答ですね。やはり肌荒れ対策は、基本を守った正しい洗顔をきちんとすることで、効果を発揮すると言えるでしょう。

 

フェイシャルスキンケア3つのポイント

では、ここから『男のフェイシャルスキンケア3つのポイント』について、話を進めていこうと思います。

ポイント①:基本的な洗顔方法

洗顔は、フェイシャルケアの中でも基本中の基本となるので、正しく行いましょう。

洗顔は朝と夜の2回

洗顔の基本は朝と夜の1日2回です。夜は1日の汚れを落とす意味で誰でも分かると思います。朝はあまり必要性を感じないかと思いますが、寝具のホコリや皮脂によって、意外にも汚れているのです。

しっかり泡立てる

前述のアンケート結果でも、泡立てないで洗う方が94%も占めていました。洗顔料は必ず手でしっかりと泡立てて、その泡で洗うようにしましょう。泡立てネットを使うと簡単に大きな泡を立てることが出来ます。

ゴシゴシ洗いをしない

洗顔は泡で洗うことが大切です。クリーム状の泡を作って、汚れを包んで落とすイメージで洗うようにしましょう。手の平でゴシゴシ洗うと、必要な皮脂や角質まで取り除いてしまうことになります。

顔のパーツによって洗い方を変える

顔の中でも皮膚が薄い目元や口元は軽めに、皮脂が多めに出る額・あご・鼻などは念入りに洗うといった感じで、パーツによって洗い方に緩急をつけるようにしましょう。

すすぎで洗顔に差が出る

泡で包み込んだ汚れを綺麗に洗い流すためにも、すすぎはしっかり行うようにしましょう。すすぎ残しがあると、それが原因となってニキビや肌荒れを引き起こしてしまいます。特に髪の生え際は残りやすいので、念入りにすすぐようにして下さい。

肌質に合わせた洗顔料を使う

さっぱりタイプ・しっとりタイプ・ニキビ用など、自分の肌のタイプに合わせて洗顔料を選ぶようにして下さい。例えば、乾燥肌なのにさっぱりタイプの洗顔料を使うと、肌のひび割れを引き起こしたりするので、洗顔料の選択には十分に注意しましょう。

ポイント②:基本的な保湿方法

洗顔後すぐにローションを使うようにしましょう。これは、洗顔後の乾燥を防ぐ意味があるので、間をあけないように注意して下さい。塗り方としては、手の平全体を使い顔の中心から外側に向かって、優しく伸ばすように塗って下さい。

塗ったローションや乳液を、肌に浸透するように軽く手の平で押さえるのがコツです。

乳液や保湿クリームに関しては、皮脂が多いTゾーンには少なめで、目元や口元に関してはしっかりと塗るようにしましょう。

ポイント③:基本的なUVカットの方法

朝のフェイシャルケアの最後の仕上げがUVカットです。

顔の全体に塗ることは基本ですが、首・腕・手なども忘れずに塗ることが大切です。若いうちはあまり気にしない紫外線ですが、10年後や20年後に大きな差が出るので、紫外線対策はしっかりと行うようにしましょう。
特に、30歳代の方や40歳代の方に関しては、20代の頃と比べて皮脂の量が確実に減っているので、積極的にUVカットを行うようにして下さい。

 

男のフェイシャルスキンケアの中でも、基本中の基本となる『洗顔』については《男の洗顔5つのテクニックで肌年齢10歳若返りの秘密を大公開》の記事でさらに詳しく解説しています。当記事と合わせて読むことで、より完全で正しい肌荒れ対策へと変化することでしょう。

 

まとめ(男の肌荒れ対策)

基本的な肌荒れ対策の方法については、この記事で全て集約されています。

ただし、ストレスや睡眠不足などの生活習慣が原因によるものや、アレルギーなどが原因による肌荒れも少なくありません。もし、正しくスキンケアを行って全く症状が改善しない場合は、生活習慣を見直したり、場合によっては医師に診てもらうことをお勧めします。

ともあれ、男性の肌荒れ対策は今や当たり前の行為なので、周囲に好印象を与える意味でも、しっかりとスキンケアを行いましょう。

 


 



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